ライブラリー

2022年10月「シェーグレン症候群」


「瀬尾先生、何かいい漢方薬がないだろうか?」知り合いの先生から知人の事で相談がありました。漢方薬も症状で三通りほどに分けられます。皮膚や口が乾燥して、煩躁するタイプ、消耗して身体がきつく動けないタイプ、精神的に落ち込み体がきつく乾燥しやすいタイプ。それぞれその方の症状に合わせて使い分けています。それから、補助として天然アミノ酸製剤、天然クマザサ製剤、天然薬用人参製剤をお話しました。その方は、最初のほてりや乾燥がひどいようでしたので、「B」という漢方薬と天然クマザサ製剤をオススメしておきました。「自己免疫疾患」のため、治療には根気が必要です。まずは漢方薬できつい所をコントロールする事。“交感神経が常に興奮(戦闘態勢)”しており、“頑張り屋さん”が裏目に出た状態なので、どこかで休養を組み入れる事(うまくさぼる!頑張っても誰も褒めてくれません・・・)、同じことですが、“短距離走”を“長距離走”に組み込んでおり、一方では体力が消耗、体力を維持する補助剤が必要な事、もし内臓を冷やしている行為があれば免疫には逆らっているので、即刻止める事、等の説明をし、半年から一年様子を見ましょうとお伝えしました。

 

セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎