ライブラリー

2018年6月「全身の皮膚炎で自殺まで考えた男性」その2


炎症があって、熱や赤みがひどいので漢方薬、血の熱が強いので、冷やす葉緑素製剤、手の保湿に専用のローション等最低限のものをお出しし、油脂類等を避けるよう食事指導を徹底しました。「回転すしはどうですか?」質問がありました。あとでよくよく調べ、やはり我慢をするように伝えました。翌月おみえになりました。外見はそんなに良くなっていませんでしたが、表情は明るく、「だいぶ良くなった!」とおっしゃって下さいました。おそらくかゆみ、ほてりがいくらか治まったのだと想像しました。それから数カ月毎月定期的にお見えになり、少しずつ快方に向かっています。暑くなる頃からでしたので、自分の汗でかゆみが出たり、仕事で帽子をかぶるため、汗とよごれまみれになり心配しましたが、なんとか切り抜けました。お孫さんが遊びに来るので、その手でだっこするのが楽しみだとおっしゃっていました。


セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎