ライブラリー

2020年7月『「人工透析」CKD(慢性腎臓病)その③』


「透析」とは血液を体外に取り出し腎臓の代わりに特殊な機器で人工濾過し、血液を体に戻す作業のことです。ぎりぎり我慢して透析を施術した方は、体の“きつさや不具合”が一瞬にして取れるので朗報です(医師も薦めます!)が、1日おきの週3回、145時間ほど透析に時間を要します。献血の時は横になってしばらくボーとしていますが、毎週半日献血をしているような事になりますね。終わった直後は脱力感があるとお客様から聞いたことがあります。フィルターが人工の為、必要な「微量ミネラル(海や土に多く含まれる微量金属で体に必要なもの)」等も濾過されるらしく、やはり本物の腎臓にはかなわないそうです。透析を開始すると死ぬまで一生続けなければなりません。現在は透析をしている方の為に医療機関と連携を取り、県外でも透析を受けられるようになっていると聞いています。一方、腎臓は充分な役目を果たせない中、萎縮を始め3ヶ月も経つと豆粒ほどの大きさになってしまうそうです。再復活はありません。余談ですが、私の母が昨年健診を受けた際、腎臓が1つしかないことがわかりました。いつ無くなったかもわからず、「ビックリポン!」でした。ここまで話すと透析をためらう方が多くなりますが、放置しておけば「尿毒症」で“血が腐って”しまい、「死」が待っています。どちらにしても患者はまな板の鯉状態です。

 

 

セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎