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2020年4月「 薬草の森ツアーinスプリング 」


 

県薬剤師会の毎年恒例の行事ですが、昨年の大型連休明け、一般の方をお誘いして姶良の溝辺町奥にある、「自然薬草の森」へ行きました。ほとんどの方は中央駅からバス2台での参加でした。五月の薫風香るさわやかなマイナスイオンをいっぱい吸い込みました。午前中は、社屋で同僚の講師が薬草について解説する講義を聴講しました。身近な薬草は、一般の市販薬にもいろいろ利用されていますが、自然に身近にある植物には、毒草もあるため、注意が必要で、スイセンやイヌサフランなどが紹介されました。質問も飛び交い皆さんの薬草への興味が解りました。昼食時間に玄関で手ごろな植物の苗が売られていましたので、サンショウの苗を三鉢購入しました。アシタバやフジバカマなどがありました。午後は私の当番で園内を歩いて実際生えている植物を観察しながら説明をしました。生えていると言っても、植生に合わせ、薬用として有用な植物を選んで植えてあります。陽生植物では、トウキやショウガ、シソ、クチナシなど漢方薬の材料として用いるものや、民間レベルではボタンボウフウ(延命草)やコンフリーなど健康食品として売られているものもあります。湿生植物は、池のほとりにひっそりと生えています。水を多く好み、利尿作用が期待されます。あっという間に時間が来てしまい、最後の「歴史見本園」まで説明できませんでした。ここは薩摩藩の時代から鹿児島の地で薬草栽培していたものを中心に、コンパクトにまとめられた区画です。残念ながら次に機会にとなり、一日を終了しました。

 

 

セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎