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2020年6月『「クレアチニン」CKD(慢性腎臓病)その②』


腎臓の目詰まりの目安として、「クレアチニン」や「eGFR(糸球体濾過量)」といった「血液検査」の項目の数値により状態を判断します。男女性別や年齢等により基準が変わります。クレアチニンの数値で0.6(単位は省略します)前後は正常ですが、1から3(厳しい)以上になると、医師から「人工透析」の話が出ます。「腎臓の治療薬はない」とも言われます。とりあえず、飲みにくい活性炭の吸着剤が投薬されたりします。また、食物制限が厳しく、カリウム(という微量ミネラル)の多い生野菜、果物、緑茶、青汁、クロレラなど、口にしないよう注意されます。(カリウムを吸着する薬を処方される患者もいて、「何でも食べなさい」と医師から言われることもありますが、「制限」をした方が「体の負担」が少なく状態を保てると思います。食べられない苦痛もわかりますが・・)この事で思い出す方が1人おられます。80代前半の方で処方箋の化学薬品を10種類以上服用されている方がいました。クレアチニン値も高く、ご本人も心配していたため、こちらで腎臓や肝臓の「補助」のものをオススメしましたが、長くは続きませんでした。「食事は好きなものを」と医師から言われているとお聞きしました。ある日「高カリウム血症(血液の中のカリウムが異常に増え、重篤な悪影響が出る)」を起こし、緊急入院され、その後、施設で最後でした。

 

セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎