相談例集

2016年9月 健康十訓 少憂多眠 パート1


「憂いは肺を破る」と言われます。例えば、肺病の人が暗い部屋で夜悶々と考え事をすることは、病気を長引かせる一因となります。「病(やまい)は気から」とも言いますね。気が張っている時には病が体に入らず、気が緩んだ途端寝込んでしまうこともあります。東洋医学では昼を「陽」、夜を「陰」と位置づけます。お互い相反する位置づけで、陽は活動的で明るく熱や活力のある"動"のイメージ、陰はしっとり落ち着き暗く涼しく"静"のイメージ、陽も陰もそれぞれエネルギーがあります。夜(陰)の思考はマイナスの考え方が多くなり、眠れなくなるのです。翌朝(陽)思い返すと何を悩んでいたのだろうと気持ちが楽になった経験がおありと思います。陰の時刻に陰が重なると「極陰」といって極端に傾く事になります。夜(陰)の果物(陰)やビール(陰)、アイスクリーム(陰)も同様です。「極陽」も行きすぎで、陰と陽の絶妙なバランスが中庸つまり健康をを保つ事になります。漢方では多すぎるものは削り、少ないものは補うという考えがあります。例えば「胃脾」を補う事で「肺」を補い「憂」を治します。