相談例集

2016年6月 健康十訓 少憤多笑パート2


体の安定を維持するための日常の訓練としては「腹式呼吸」が良く紹介されています。お腹、特に下腹を意識し、腹を膨らませる呼吸です。深呼吸の時、鼻からスッーと吸って、口からゆっくり息を吐き切ります。吐く息は口から糸を出すような感覚で、出来るだけゆっくりゆっくり吐く事を繰り返します。(頑張って早く呼吸すると頭がぼーとなります。これはダメです)繰り返す事で自然と下腹に力が入るのです。似たような動作は、歌やお経など声をしっかり出す行為が腹式呼吸を無意識に行うことになります。急いでいる時や、そわそわ気が散る時は、肩で息をしており、空気が肺から奥に入っていかない感覚があります。精神的な事で用いる漢方薬は人それぞれタイプ(男女、実虚、寒熱、気上衝、便秘下痢など)が違いますのでその方に合った処方をさがします。例えば小さい事が気になり音に敏感で体格良く不安不眠の方には"竜骨牡蠣処方"、同じ事を繰り返し言い、神経質で考えがふらふらしている方には"逍遙散処方"、ヒステリー、イライラ怒りっぽく、せっかちな方には"釣藤鈎当帰処方"などよく用います。詳しくは御相談下さい。