相談例集

2015年7月 少食多噛 パート4


成長期は栄養分を必要とするため、たくさん食べることが大切ですが、一旦成長が止まり人生後半の下り坂では、若い時に比べその必要がないのです。体の代謝が落ちる一方、省エネの体になっています。少ない量で消化し、効率よく生かします。食事は成長期と違い日常の生活や生きるための量でよいわけです。年とともに消化能力が落ちそれぞれの臓器も徐々に小さくなります。先日、「お医者さんから委縮性胃炎と言われたけれど何も薬が出なかった。」とおっしゃる方が見えました。原因を探るため生活習慣を根掘り葉掘りお聞きすると、"ピーナッツが大好きで腹いっぱい食べる"ことがわかりました。ピーナッツ事態問題がありますが、「腹八分」という言葉が有る通り、食べすぎは何でも禁物です。これは昔の食べる事に困る時代の言葉ですが、現代のようなレストラン、スーパー、コンビニなど何でもすぐ手に入る時代は「腹六分」を目安にすることをお勧めします。そして、やっぱり良く噛むことです。それから空腹の時間は大事です。胃腸は夜の睡眠の空腹時に自分の清掃、調整、休養をしています。食べてすぐ寝てしまうと"仕事をする"事になり、「過労」になっているのです。