相談例集

生活習慣

2009年3月 花粉アレルギー

先月、花粉症を含めた"鼻炎、皮フ病、かゆみ、アトピー"の新聞折り込みでチラシをまいたところ、多くの反響がありました。「"アレルギー"でお困りの方が多いのだなぁ!?」と実感しました。花粉症もですが、新聞記事で、「アレルギー反応起こしやすい食品として、卵や乳、小麦、そば、落花生、エビ、カニの7品目を摂りすぎないように注意!」という内容が目にとまりました。もちろん、花粉症の原因は食品ばかりではなく、もっと広い範囲での"生活習慣"がベースとして考えられます。例えば、睡眠不足、運動不足、冷え、疲れ、ストレスなど、以上の習慣から少しずつ問題が積み重なり、不快な症状を引き起こすベースとなるのです。これらは、もっと視野を広げると、話題の「メタボリックシンドローム」、後戻りできない「動脈硬化」。重い病気の「ガン」などの対策とも言えるポイントです。漢方薬や健康増進医薬品や天然医薬品は、"ころばぬ先の杖"になります。

 

 

2010年 寅年

新年おめでとうございます。今年の干支は寅です。"動物の虎"は一般的に力強さ、怖さ、度が過ぎたものの象徴として例えられますが、東洋思想では「白虎(びゃっこ)」という西方を守る神獣としてたたえられています。西は太陽が沈む方位で、"熱"があるので、"涼(すず)"めて鎮めるパワーを持っているのです。例えば、「白虎湯(びゃっことう)」という漢方薬はその名前同様の目的で用いる処方の1つです。9月中旬、60代中頃の小太りの女性が飛び込んで来られ、「血糖が高いからすぐ下げてくれ!」とムリな要望をされました。お話を伺ってみると、いろいろ家庭内のストレスがあり、夜はバカ食いをしてしまうとの事でした。運動不足も重なり、体調が良くないとのこと。早速、「白虎○○○湯」という煎じる漢方薬をおつくりしました。1ケ月後、「血糖値が正常になり、のどの渇きも治った!」とのご報告がありました。通常の糖尿病は、食事、運動、ストレス発散等が大事なポイントです。生活習慣改善に"トラ"イし予防しましょう!!

 

 

2010年3月 私の体験パート1

たまには、私体験もご紹介しましょう。大学卒業後、1部上場の製薬会社T社に入社。長崎で営業(プロパー)をしていました。朝は卸で打ち合わせ、昼は医師へのセールス、夜は勉強会の世話や接待と、気力と若さで頑張りました。1年も経過したころから、胃の痛みや腹痛、下痢、首肩のこり、血圧上昇等の体調不良が生じ、ちょうど2年で退職し、家業を継ぎました。退職前後から顔面のひげそりあとが赤く腫れ、毛根の化膿がひどくなりだしました。消毒や軟膏でもなかなか改善が見られず、困りはて、漢方薬や胃腸薬をいろいろと試すことになりました。ある日父が、「アミノ酸製剤を飲んでみては?」とアドバイスをくれ、O胃腸薬と共に常時続けていくことにしました。半年くらい経ったでしょうか?胃腸の不快感がだんだんとれ、顔の膿痕が少しずつ消え、しだいに赤みも焼失しました。1年後にはやっと完治したのでした。振り返ってみれば、仕事のストレス、超睡眠不足、不規則で好き勝手な食事、大量のアルコール等々、悪い原因が複合した結果でした。よく体が保ったなぁと回想しています。おそらく、ガンの基礎ができていたことでしょう。

 

 

2010年9月 夏は汗と涼

「あついですねぇ」毎日同じ挨拶をかわしていますが、特に今年は暑く感じます。マスコミも毎日"熱中症"の警告をし、水分補給と室温調整のアドバイスをしています。夏は薄着の状態で急な温度変化に対応する事がよくあります。冷えた室内から暑い屋外へ出た際、熱気でムッとしてクラッとくる事がありますね。体の自動調整をとる自律神経が5℃以上ギャップがあると変化についていけないのです。これは一気に飲む氷水にも同様のことが言えます。冷たい食べ物や冷房により急に汗が止まると、体内では逆に熱がこもり、ほてりやのどの渇き、軽い頭痛、血圧の上昇などを引き起こしたりします。冷やすものに対する体の正常な防衛反応の結果、思わぬ落とし穴に落ちる事があるのです。汗をかく事と軽く涼む事が、うまく夏を乗り越える妙策です。熱いお茶をすすり、汗をかき、ウリ科の植物(キュウリ、ニガウリ、トウガン、ヘチマ、スイカなど)で涼め、夏バテの漢方薬を服用することです。

 

 

2011年2月 腎虚の男性

K氏が来店されてから11年が経ちます。当初は50代後半で、糖尿のご相談でした。漢方薬(煎じ)と薬用人参製剤を服用し、3ヶ月経過した頃、200あった血糖値が80代まで下がり、医師がびっくりいていた事を記憶します。最近お顔が見えず心配していた所、年末ひょっこりご来店。膀胱に腫瘍(ガン)が見つかり全摘されたとのこと。確か1年前には前立腺肥大のご相談がありました。頻尿で夜中の3回トイレに立つ、残尿あり、血糖値も心配だと、1時間ほどお話をしました。早速、腎・泌尿器系に良い漢方の煎じ薬を差し上げました。3回目のご来店の際、「尿タンパクが+++だったのが、-になり医者が驚いていた。」とご報告を受けました。ガンの予後も考え、セオの「養生食べ方学」の本をプレゼントし、今一度食事内容の指導をしました。四つ足動物の肉ではなく魚介類のタンパクを中心に夜は腹六分目にすること。散歩で良いので毎日運動を心がけ、足腰の骨と筋肉を維持することなどをお伝えしました。今後の生活習慣が重要です。

2011年3月 私の体験パート2

ワインブームで毎晩1本飲んでいる頃がありました。ある朝、下血が止まらず、トイレに長時間座っていましたが、痛みもなく気にも止めませんでした。半年後の連休中に突然の発熱。節々が痛く寝込んでしまいました。1週間しても熱が下がらず、主治医より専門医を介されました。「瀬尾さん痔ろうですねぇ!」頭が真っ白になりました。「何で?これは大変だ!!」原因は下血後の傷口が化膿したためでした。熱が続いたせいか、貧血状態でふらふらし、うつが出て1ヶ月休んでしまいました。早朝の散歩を開始したり、いろいろ抜け出す努力をしましたが、発病から1ヶ月後に手術となりました。入院中に漢方薬、天然アミノ酸製剤、無臭ニンニク製剤、クロレラ製剤等をバンバン服用し、3週間の予定を2週間でなんとか退院しました。今回の失敗はまたまたアルコールの飲みすぎによるもので、肛門のうっ血及び出血の対応を怠ったために悪化したものでした。散歩は今も継続中です。後悔先に立たず。

 

Iさんと金の玉

7月に米寿を迎えられたI さん。色白でシミひとつない美人です。「今元気なのはセオ薬局さんのお陰です。」と有難いお言葉。30年程のお付き合いになるでしょうか?最初は不眠と自律神経失調の訴えで、漢方薬を服用されていました。しばらくはご夫婦でお越しのなっていましたが、ご主人が脳梗塞をされ、だんだんと自宅での世話(老々介護)が主になり、負担となりました。ご主人におすすめしていた、「金の玉」を"私の体の方が大切だから!!"と、ご自分用に毎日服用しだしてから、気力・体力、回復されました。ある日、顔半分を紫色にはらしてご来店されました。急いだ為、玄関で転んだ様です。早速、打ち身の漢方を処方しました。1週間後再来店。びっくりした事に、顔のアザがすっかり消えているではないですか!よくよく考えてみたところ「金の玉」ではないかと結論しました。毛細血管の流れが良くなり、うっ血がとれ、早く細胞が回復したものと思われます。本日は娘さんとご来店。夏の疲れのご相談でした。

 

2011年11月 大病を乗り越えて

Sさんは自分に厳しく他人に優しい思いやりあふれる女性です。平成10年、足のつりと膝痛で漢方薬をお求めでした。血圧が高く降圧剤も服用されていました。平成11年、検査で副腎の腫れを指摘される。自律神経症状があり漢方薬を処方しました。平成12年、副腎のホルモンが出過ぎるとのことで手術をすすめられる。しばらく漢方薬で調整していましたが、3年後手術に踏み切りました。術前、術後も漢方薬とアミノ酸製剤を継続されました。平成16年帯状疱疹、疲れがあったのでしょう。平成18年夏、ふら~として道路に座り込む。血圧が下がり過ぎたのか?病院から強めの降圧剤が処方され、現在も服用中です。大手術を乗り越え、あっという間に"傘寿"を迎えられました。「何でそんなに元気なの?」とよく言われるそうです。「お蔭様で」と控えめなご返事。時々関節痛や鼻水の漢方薬を服用しながら、アミノ酸製剤、クマザサエキス製剤、牛黄製剤を忘れずに服用されています。本日もお友達のNさんと仲良くご来店。店がパッと明るくなります。

 

2012年3月 膝の痛みがとれ、シミまでとれたご婦人

「膝痛」で久々ご来店のTさんはもう80代になられたとか。寒くなり、特に明けがた膝がうずくとのこと病院の循環器から血圧、不整脈、血液サラサラの薬が出ており、飲み合わせを考えながら、漢方薬と無臭ニンニク製剤を差し上げました。3日後「夜中、頻脈で気分が悪かった。」と漢方薬を返品。考えた末、代わりに、肝・心・腎の血液を良くする「カキ肉エキス製剤」を差し上げました。これがぴったり合ったのか、3ケ月後「すっかり痛みがなくなった。」とご報告。原因は「冷え」から来る血行不良の様でした。ところが以前からむくんでいた足のはれが急にひどくなり、利尿を考え、「霊芝製剤」を差し上げたところ、また頻脈で中止。敏感なお体にびっくりしました。病院の検査では異常なしでしたが、気になったので、知り合いの医師に紹介したところ、原因らしい指摘がありました。まだ先は見えませんが、痛みがとれた事に加え、顔や手のシミも消えたと喜んでおられました。肝臓機能が良くなった証拠です。

*その後、この方は"原因らしいところ"の処置を行ったところ、"象の足"のようにむくんでいたのがシュッとキレイに元の足の状態に治り、非常に感謝されました。医師の診かたでこんなに違うんだとつくづく思いました。「飲んでて良かったから」と、「カキ肉エキス製剤」と「無臭ニンニク製剤」は今もお続けです。

2012年8月 「お客様勉強会」へのお誘い

セオ薬局はお蔭さまで来年60周年を迎えます。ひとえに支えて下さったお客様や患者様、ご先輩方に御礼申し上げます。日頃の感謝の気持ちを込め、企画の1つとして「お客様健康勉強会」を昨年に引き続いて今年も毎月開催しております。5月が天然アミノ散製剤「レバコール」の話、同月「薬草の森散歩会」、6月が天然クマザサエキス製剤「ササヘルス」の話、7月が敏感肌用化粧水「アクル」の話を終了しています。生の声が届く広さの会場で、メーカーの担当者とお客様が直接触れ合う機会を作る事を考えました。普段、担当者は私どもと話をしても、お客様と直接の機会がないからです。商品の有効性や安全性、専門性は当然ながら、担当者の人柄や考え方に触れたり、質問に応じてもらう事で、より一層商品に愛着をと思っています。今年の予定は11月まで組んでありますので、お気軽にお問い合わせください。

 

2012年9月 私の体験パート3

ちょうど東日本大震災の時、テレビ放映で動揺した為か、血圧が上昇(160~110)、脈が早く動悸、結滞(脈が飛ぶ期外収縮)が続き来ました。後頭部が重く固く感じ、不快感がありました。思いきって専門医の診察を受け、降圧剤(カルシウム拮抗剤)を服用。1週間で血圧も下がりひと安心でしたが、脈が1分間に80位打つので熟考の末、煎じる漢方薬を服用しました。1週間もすると脈拍が60台までスーと落ち動悸も楽になりました。そのうち血圧も安定してきたので降圧剤は自分で止めました。冬は少々高めなので今後注意が必要ですが・・。その後も結滞が治まらないので、知り合いの医師に相談したところ、「柴○△」をすすめられ、顆粒でしたが素直に試すことにしました。2ケ月位たった頃でしょうか?1分間に7~8回あった脈のみだれがほとんどなくなり、アルコール、疲れ、食後を除いては気になる事が少なくなりました。へその横に強く感じた拍動もなくなり、気分もだいぶ楽になりました。血圧は時々高くなりますが、130~80台で今のところ安定しています。

 

2013年11月 黄門さまの印籠

「この紋どころが目に入らぬか!」水戸黄門の名ぜりふである。あのときの印籠の中身は何だろうか?お芝居は虚構でもあの印籠の中身はうそではない。架空の薬ではない。「牛黄(ごおう)」という名の漢方薬で、牛の胆石から作られた動物系生薬である。牛黄はいろいろな病の予防や治療に用いられ、市販のドリンクやカプセル、錠剤、丸剤にもよく利用されている。血流を良くする特性を生かし、認知症への応用も研究されている。六十代の男性が、医師から長くは生きられないと言われた。「長生きの薬はないだろうか」との相談に、牛黄製剤をすすめた。本人の望み通り八十九歳まで長生きし、天寿を全うした。数度の脳血栓で倒れた母親のことで娘さんが相談に来た。これまた牛黄製剤が有効に作用したのか、それから二十年以上病床ではあるが、今でもお元気だ。肝硬変であきらめていた学校の先生も牛黄製剤を服用した。十年たった。力のなかった目がいきいきとし、土気色だった顔に赤みがさした。(南日本新聞夕刊連載「思うこと」瀬尾昭一郎より抜粋)

2013年12月 おけつ

健康維持や病気治療には「血液サラサラ」「血管しなやか」がポイントだ。逆に、血液の流れが悪くなり滞った状態を、漢方では"瘀血(おけつ)"という。瘀血は日常の生活習慣やストレスなどに起因するものが多い。高血圧症、動脈硬化症、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、がん、糖尿病、痛風、肝炎、腎炎、アレルギー疾患、膠原病、リウマチなど、すべて瘀血に関係がある。ストレスがかかると、血管は収縮し、血液の流れが悪くなる。数年前のこと、私にこんなことがあった。なぜか突然息苦しくて目が覚めた。不整脈と動悸に気がついた。そのころ、仕事の関係でストレスがあった。肩がこり、血圧が上がったのか頭痛がした。瘀血と判断し、漢方薬を飲んだ。中国で国家プロジェクトの一環として、比較的新しく開発された処方だ。頭痛や頭重、肩コリやめまい、動悸などは瘀血のサイン。漢方の得意とする分野である。もちろん瘀血にならないためには偏った食事に注意したり、運動を日ごろから心がけるのも大切だ。     (南日本新聞夕刊連載「思うこと」瀬尾昭一郎より抜粋)

2014年3月 未病

病気の診断が医療機器の進歩に従い正確度を増してきた。それにつれて、患者は検査結果に一喜一憂するようになった。自覚症状があっても、検査結果に異常のない人もいる。心配ない結果でもつい神経質になってしまう。体を治す目的の薬の服用が、検査結果を上げ下げする目的にすり替わっているように感じるのは、私だけだろうか?「先生は検査結果ばかり見て、私の体は診てくれない」と不満を聞くことがある。昔は、人の五感に頼って診察をしていた。顔色、脈、舌、腹など、本人の訴えを総合勘案して判断した。中国最古の薬物治療書「金匱要略」の初めに、「上工は未病を治す」とある。「上工」は名医、「未病」は病気が潜んでいるものの兆候として現われていない状態をいう。名医は身体に潜む病態を発症前に探り、治療や予防をするという意味である。現代は多くの未病を早期に発見できるようになった。医学の進歩とは、すみやかに未病を発見して治療するような、現代の上工を増やすことにあるのかもしれない。

 

2016年4月 いづろ店お陰様で30周年特別企画 お客様勉強会のお知らせ

「健康十訓」を連載中ですが今年度の「お客様勉強会」のお知らせを致します。
毎年御好評の"お客様対象の健康勉強会"は、お昼1時半から3時までいづろ店近く金生町ビルにて開催しています。今年も継続開催いたしますので、ご興味のある方は御参加お待ち申し上げます。会費は無料ですが事前御予約下さい。その時のメーカーからおみやげの商品をプレゼントしています。4月21日(木)「冷えと疲れと低体温と免疫に薬用人参」、5月19日(木)「天然アミノ酸で健康長寿を伸ばそう」、6月19日(日)「わははと笑って健康長寿 笑う門には免疫アップ」、7月21日(木)「今年の猛暑もかき肉エキスで乗り切ろう」、8月18日(木)「筑後種天然クロレラで母乳育児・腸内環境」、9月15日(木)「~膝・腰・肩の痛みに朗報~痛みの原因を取り除く無臭にんにく製剤オキソピタン療法」以上6講演を企画致しました。この中で、お陰様で「いづろ店」が"30周年"を迎えるにあたり、特別企画としまして"あの「三遊亭歌之介」師匠"をお呼びし、同日"笑って健康"をテーマに寄席を企画しています。御応募はいづろ店、真砂本町本店にお問い合わせ下さい。

 

2016年5月 健康十訓 少憤多笑パート1

涙が出るほど笑う事があります。スッキリしますね。「笑う門には福来たる」大黒様の顔が浮かんだ方も多い事でしょう。「笑いは健康に良い」と科学、医学でもお薦めしています。心が沈んでいても、口角をあげて笑顔を作る事で笑った時と同じような効果があると耳にします。チンパンジーが口を開け、笑顔の様な仕草を見せますが、歯を見せる行為は「あなたに抵抗しません」という暗黙のサインがあるそうです。一方、憤る(怒る)と交感神経が興奮し、血圧や血糖値が上昇、心臓も早く打ちドキドキし、体に負担がかかります。憤ると「活性酸素」が発生し、血液や血管、細胞、臓器を痛めてしまう結果になります。漢方では「怒ると血が濁る」と言われ、"濁る"と血流が悪くなり、腫れ、コリ、痛み、を増長します。このような方へ漢方薬「二号方」は血液をサラサラ、血管はしなやかにする効果があり、頭痛や肩こりなど身近な処方として喜ばれています。普段の生活では、前向きに物事を考え、良いとらえ方や発言をする事です。自分の発言は自分で聞いていますので二重に暗示がかかると言われます。難しい事ですが、"カッ"となっても一息間をおく訓練が必要です。

 

2017年1月 節酒禁煙パート1

鹿児島で飲まれるアルコールは「焼酎」ですが、注文の時「酒を」と言う慣習があります。アルコールはほどほど飲むのはよいが、量により健康を害することはみなさんよくわかっています。アルコールを飲まない方には申し訳ありませんが、飲むと陽気になり、開放的でいやなことを忘れられるひとときがあります。しかし飲みすぎた時の翌日の気分は最悪です。「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。アルコールも漢方の視点では寒熱の区別がされ、焼酎、日本酒、ワイン、紹興酒などは体を温め、ビール、ウイスキー等は冷やすと言われています。現在多い大腸がんは飲酒やタバコの因果関係がうたわれています。120歳まで生きた徳之島の泉重千代さんは煙草も酒(焼酎)も好まれる方でした。良い体質でほどほどの量の調和がとれていたのでしょう。面白いことに「八味地黄丸」、「当帰芍薬散」などは少量の酒で服用するよう、漢方の古典「金匱要略」には書いてあります。この場合、清酒のことですが、胃を温めて吸収を良くする目的があります。また、お酒やお酢で煎じる漢方薬もあります。一方、化学薬品では"アルコールと飲まないように"と注意書きがよくありますね。

 

2017年2月 節酒禁煙パート2

肺がんと喫煙の関係は医学的に警鐘されています。私も学校薬剤師の仕事で、中学2年生対象に「薬物乱用防止」の一環の授業としてタバコの問題を取り上げています。煙には2000もの化学物質が含まれ、本人のみならず周りの家族まで影響がある(副流煙)が問題視されています。昔は映画や雑誌などで目に入るタバコを吸う姿がカッコよかったり、大人の仲間入りをしたような錯覚もあり、日常に溶け込んでいましたが、医学が進歩する中で、肺癌などの発がん性誘発や、習慣性、煙による副流煙の問題がうたわれ、社会的に隔離した環境で吸う習慣となりました。タバコのパッケージも「肺癌の危険性」や「妊婦の胎児奇形」等の注意喚起が印刷されています。"これまでしてもまだ吸うのか?"と無言の嫌がらせ、警告を喫煙者の健康維持のためしているのです。鹿児島では「たばこをのむ」という表現がありました。「のむ」と言う表現は若い方は理解しかねると思いますが、"口にする"という意味で取ると、もっと危ない現実があるような気がします。赤ちゃんの誤飲問題もあります。喫煙を肯定する医療関係者はいません。

2017年3月 健康十訓 まとめ "100歳を目指して"

思いつくままに毎月「健康十訓」の事を綴り、二年も経ってしまいました。これ以外にも、健康に関する訓示はたくさんあると思います。近年かなり便利になった反面、生活習慣が大きく変化した事をつくづく感じながらの執筆でした。私が現代人に関して感じたキーワードは、「冷え」「ストレス」「運動不足」「食べ過ぎ」「疲れ」「発散不足」「薬品漬け」でした。日本人にガンが異常に多いのは、キーワードのことがベースになっていると想像します。最近は部位により治る治療も増えてきていますが、まずはガンが発症しない事、健康維持をする生活習慣が大切な事ではないでしょうか?「未病」を治すことが出来れば小さいうちに火を消すことが出来るわけです。病が“子供”のうちに早く手を打つ事は、重要な作戦でしょう。文中に漢方の話題を組み込むことがあまり出来ませんでしたが、これらに関して対応する漢方薬がたくさんあります。気になる方はご相談下さい。「センチナリアン(100歳以上のお年寄り)」という言葉を耳にしました。色々調査もされ、何がこのように導いたのか納得するような放映を目にしました。それぞれの性格や体質、環境、運、条件を兼ね備えた結果と思いますが、人は長生きできる実証だと思います。努力しましょう。

 

 

 

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎

 

2017年6月 ジンマシンが治らない

Sさんから電話相談があったのはクリスマスの飾りつけが始まる頃だったと思います。「ジンマシンが長引いて治らない」という訴えでした。一度ご来店くださいと、予約をとりました。子供のお世話をされているとのことで、丁寧で目が優しい女性でした。足や背中、腹に“赤いみみず腫れ”が不定期に出るそうで、他の薬局でもらった漢方薬で返ってひどくなり、セオ薬局にこられたようでした。皮膚科から痒み止めの内服と軟膏も出ていますが、変わらないとのこと。血液検査をお持ちでしたので拝見したところ、肝臓と胆嚢の数値が上昇している事がわかりました。セオ薬局で製造している漢方薬とクマザサエキス顆粒をお出ししました。最初の15日は変わらず。次の15日は出ない時がある。そのあと風邪をひき、クリニックでの薬、3カ月経過、出なくなった。漢方薬が飲みにくい。まだ続けましょう。4カ月め処方変更、安定。すっかり良くなり漢方薬は卒業。クマザサエキス顆粒は体質安定で続けて下さい。インフルエンザがはやっており、「粘膜の抵抗力強化」におススメしました。

セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎