相談例集

2019年2月「高齢者の健康クラブでの講話」


薬剤師会からの依頼で、御高齢の方を対象に「薬」に関する話をして参りました。会場の門の前に立ったちょうどその時、中から唱歌の元気な歌声が流れて来ました。庭先には梅の花がほころび、とても温かい気持ちになりました。「○○健康クラブ」に男女合わせて50名ほどの方が集まっていらっしゃいました。平均年齢79歳?位でしょうか?薬剤師会からの テキストがありましたので、これに沿って一時間お話しました。お医者様のお薬をもらっている方は全員で、その中で6種類以上の方が数名いらっしゃいました。まず、薬の剤形、錠剤、カプセル、液、軟膏、「座薬は座って飲むものではありません。」と話すとどっと笑いが起こりました。薬が効くしくみ、薬の飲み方、服用時間、用法、用量、飲み忘れたら?、薬の保管、錠剤やカプセルのアルミヒートの注意、小児や高齢者とくすり、かかりつけ医、かかりつけ薬剤師、お薬手帳の利用、在宅医療・介護、ジェネリック医薬品、健康食品等々でした。終了後、三名ほどご質問がありました。「○○という健康食品を飲んでいるが、どうだろうか?」「今飲んでいる血圧の薬も含め少なくできないだろうか?」「リウマチの薬を長年服用し、最近また新しい薬がでたが、このままでよいのだろうか?」それぞれその方の生活習慣や個性を考えてお答えしなければならない内容でした。その中で、お1人に「冷え」の説明をしたあと「日常で何か冷たい物を摂られていますか?」とお尋ねしたところ、「アイスクリームが好きで一年中食べている」ことがわかり、改めて「冷え」と「病気」の関連を説明しました。こういう場所に来ますと、いろいろの方のいろいろの病気、いろいろの対処をしたり薬を飲んだり、それぞれの悩みや疑問を知る事が出来、貴重な時間を頂きました。有難うございました。