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2015年6月 健康十訓 少食多噛 パート3


健康食品、一般食品を液体やカプセルの形で“飲む”宣伝がよく目にとまります。
一気に飲みこむと噛む行為が無くなり、胃の消化から始まるので、胃腸に負担がかかります。
先日、「医師から“くろずのカプセル”を飲むのを止められた」と報告して下さったご婦人がいました。
口は胃の門番でもあります。
通常ビールや清涼飲料水はかなり冷やしてあるため、急激に胃腸が冷えます。
温度差による胃腸の負担の例では、コップ一杯の氷水(0℃)を一気に飲んだ時、冷えた胃が通常の温度に戻るのに、40分かかると聞きました。
胃を温めるためには血液を送り込むしかありません。

面白いことをされているお年寄りがいました。
浄水を一時冷蔵庫保管し、飲みたい時コップでお湯を足して飲んでいるとのことでした。
通常体は急な変化に対応する体力を温存していますが、同じ繰り返しが続くと、ほかの臓器の助け(負担)を要求したり、熱(炎症)を持ってなんとか自力で切り抜けようとして消耗していきます。
おいしいものは舌で味わって“消化吸収は胃にお任せ”の方がたくさんいますね!

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎