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2015年3月 健康十訓 少糖多果


漢方で砂糖は「体を冷やす」と考えます。
南北に長い日本列島で考えると、寒い東北地方は塩辛い味付け、暖かい南方になると甘い味付けが多くなります。
関東以北のみそ、醤油、つゆ等の味と関西以南のそれが良く比較されます。
慣習で寒い地方では塩分を多くして体を温め、暑い地方では砂糖を多くして体を涼めているのです。
自然界の植物は季節や土地柄を良く知って生育しています。
北の果物、南の果物、夏・冬の果物などを考えるとある程度想像できますね!
果物にはカリウムが多く含まれます。塩分が多く血圧の高い方はナトリウム排泄を促し、血圧に良いと言われています。
しかし果物の食べすぎは糖分(果糖)の取りすぎになり、水分も加わる結果“冷え”(涼)を作り出します。
腎臓が悪く透析を言われている人も注意が必要です。
ひと昔前白砂糖は貴重品でした。現在は洪水のようにあらゆる食品で使用されています。
生活習慣の関係で“甘さとカロリー”を強調した化学成分使用の商品も販売される時代になりました。
昔は精製した白砂糖と天然の果物の対比だったので後者を薦めたのでしょうが、時は流れ現代では“糖”も“果物”も“化学成分”も取り過ぎは気をつけましょう。

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎