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2009年9月 お薬のご相談は○○○へ


覚醒剤取締法違反でタレントの酒井法子が逮捕された事件は、まだ記憶に新しい事でしょう。好感度や清潔感が高い女優でしたので、非常に残念でした。
危険な薬物の恐ろしさをわかってもらうため、学校薬剤師として、「薬物乱用防止授業」を中学校で受け持っています。麻薬や覚醒剤、MDMAほか、たばこもこの一種となります。ちょっとした好奇心から抜けられなくなる恐さを伝えています。鹿児島でも組織での大麻栽培の報道があり、身近な所でとんでもない事が行われている事実を知ってもらいました。

今年6月、60年ぶりと言われた薬事法改正が行われました。薬剤師の扱え商品が、医療用医薬品(医師からの処方箋薬)、一般用 要指導医薬品、第1類医薬品(2類以下も同様)として明示されました。この他、薬局医薬品(自家製剤)、毒物劇物薬などは従来どおりです。
本来「薬」は治したり、体を楽にするものです。正しい使用方法や容量、安全性や副作用の知識や指導の中で初めて有効性が発揮されます。薬剤師の今後の活躍が期待されます。

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎