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2009年11月 薬用サフラン


サフランはヨーロッパ南部から小アジアが原産地で、古代エジプトやギリシアの時代から使用されていた様です。
先月はお客様サービスで、「薬用サフラン」の球根プレゼントをしました。10月の気温が急に下がる頃から芽を出し、11月末頃には紫色の可憐な花を咲かせます。紫の花びらの中の、赤色の雌しべと黄色の雄しべのコントラストが何ともいえずキレイです。
色鮮やかな雌しべ3本を摘み取り乾燥したものを、食用や薬用として用います。フランス料理の“ブイヤベース”や、スペイン料理の“パエリア”は有名です。特有の色と香りが食欲をそそります。
日本での歴史は浅いのですが、江戸時代初期の記録が残っています。
薬用のサフランは婦人の妙薬として知られます。更年期、生理関連、不眠、ヒステリーなど市販の薬にも配合されています。生理がない時、漢方薬と一緒にサフランの乾燥雌しべ1gのふりだしを服用すると、効果があります。子宮の掃除をしてくれます。
ただし、妊婦には使えません。高貴薬の一種で、服用量に気をつけて用います。

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎