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2009年12月 安産スッポンの漢方薬


Fさんは長身で細く、色白の女の子でした。学生の頃から“生理痛”が重く、お母様が漢方薬を長く服用させていました。
今年1月めでたく結婚さえ、程なく“妊娠”されました。「漢方薬のお陰です。」とお母様のお言葉。
妊娠中も“つわりの漢方薬”や胎児が小さいからと“安胎作用の漢方薬”をお続けになり、いよいよ臨月を迎えました。
予定日を1週間過ぎても気配ありません。血圧がかなり上昇し、下半身のむくみがひどい理由から産婦人科では“妊娠中毒症”かもと言われ、胎児の安全のため、入院となりました。
“陣痛促進剤”と“帝王切開”の説明を受け、「どうしよう?!」とお母様が相談。
「安産スッポンの漢方薬がありますョ!」と2日分差し上げ様子を見ました。
2日後も連絡がなく、「帝王切開だったんだなぁ?」と話していた3日目、「満潮の頃、自然分娩で、3040gの女の子が生まれました」とお喜びのご報告を受けました。無事に命を授かったという安堵感と、漢方薬がお役に立てた喜びが交錯しました。
まだ母子には対面していませんが、母親似の色白で肌つやの良い子でしょう。お会いするのが楽しみです。

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎