相談例集

2025年11月「いつものラジオを聴きながら 」

年、毎朝起床時から数時間、ラジオNHKR2局を流しっぱなしで行動しています。「うるさい」と家内から言われる時もあり、近々はワイヤレスイヤホンで聴くことが多くなりました。休日の朝も特に用事のない時は同様です。何か内容に興味があれば注意して聴き、そうでない時は記憶にないくらい全然聞いていません。あるさわやかな日曜日の朝、いつもの文化講演会が流れていました。なぜかわかりませんが、耳を傾けるのに不快感がありました。理由は今でもわかりません。女性が話をされているのを聞き流していました。後半終了前にわかったのですが、女医さんが生きていく上で物事の捉え方や生き方、道徳的な事を理路整然と話をされていたのでした。私も仕事上、同様の相談があったり、似たような答えの回答をするであろう内容でした。指導としては非がない完璧な印象を受けました。しかし、あくまで個人的な感想ですが、何か話が冷たく金属的な感じがし、温かみを感じませんでした。耳障りだったので、いつの間にか聴くのを止めていました。翌日このコラムを書きながら、ふと考えてみました。講師がお寺のお坊さんだったら有難く聴いていたのかもとも思いました。講師の先生を批判するつもりは全くありませんが、自分でも説明できない感覚的な出来事でした。

 

セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎