相談例集

2009年10月 温故知新


新型インフルエンザの情報が一人歩きし、落ち着かない毎日です。治療薬として"タミフル"などが有効な事が一般的に知られていますが、小児の"異常行動"や"ウィルスの耐性"を言われ、服薬には不安を感じます。漢方薬でも、病気との長い長い戦いの中で、立派な「治療薬」が色々あります。例えば、「麻黄湯(マオウトウ)」は、インフルエンザ初期で高熱があり、汗をかかず、ゾクゾク寒気がして、頭痛や腰痛、関節痛や咳など感冒症状のあるものに使います。富山大学医学薬学研究部教授の白木広康先生によると、「10歳代未成年の患者に対して、タミフルやリレンザ、シンメトレルが使いにくい状況下では、インフルエンザを適応症に持つ"麻黄湯"は選択肢の1つと考える。」と話しておられます。もちろん成人にも有効な薬です。高熱が続いてきつい時は、高貴薬の1つ、「牛黄(ごおう)」の併用もおススメします。漢方薬には数千年の歴史があり、"外邪"への対策が経験的にとられて来ました。人の遺伝子は古代から変わっていなと言われます。先人の知恵を大事にしたいものです。