女性の悩み
「舌痛症」
女性がほとんどですが、舌の“痛み”や“ピリピリ感”、“味がわからない”等の相談をお受けします。「舌」は、食べたり飲んだりする時、声を出したりしゃべる […]
「夏の終わりに思うこと」
この夏、漢方相談をしながら、「面白い事だなぁー」と一人考えることがありました。結論だけお伝えすると、相談者のほとんどが、嗜好品の「ビール」と「アイスクリーム」で体調を崩し、症状がこじれていたことでした。夏の「暑い」中、「 […]
「第二回 日本東洋医学会福岡支部会参加報告」
温故知新、漢方専門薬局として常に勉強し、今に則して動く必要があります。令和3年1月24日の漢方研修会を視聴しました。親会は日本最大の東洋医学の学術団体です。医師を中心に、薬剤師、鍼灸師が日ごろの臨床や研究の成果を発表し、 […]
「令和 元年」
新しい天皇陛下の即位に伴い、日本列島総祝いで記念すべき時を迎えました。新元号は、万葉集の「梅」をとらえた一文から採用されたことを、すでに皆さまもご存じのことと思います。よく比較される「桜」は日本的ですが、梅や桃は中国の背 […]
「牡丹(ボタン)その2」
ボタンピは「瘀血(おけつ)」を治療します。これは、血の流れが悪くドロドロした状態を言います。例えば打ち身のあざやはれ、生理のドロッとした塊や生理痛など生理が滞る症状、心臓や脳、腎臓などの毛細血管が詰まりやすい状態あるいは […]
「牡丹(ボタン) その1」
春の訪れとともに、また「牡丹」の季節がやってきます。我が家では鉢植えにしていますが、それぞれの株ごとに、白、赤紫、黄、ピンクの花びらが幾重にも広がり、両手にすっぽり入るほどの大きさの花が咲きます。ボタンの地上部は冬の間細 […]
「お客様勉強会御礼」
お陰さまでいづろ店も6月19日をもちまして、開業32周年を迎えました。今年最初のお客様勉強会を6月21日に開催しました。今回は日東薬品工業の中條幹夫先生に、「新発見!!細胞は若返る!!ALAで身体の中からイキイキ」という […]
「正しい漢方薬の使用」 その3
私の薬局には毎年、薬学部の5年生が実務実習の一環として漢方薬の研修に来ます。処方と病態の対比もですが、薬剤師の職能として、気をつけなければならない生薬や、服用する方の体質などの観察等、総合的に教育をしています。「小柴胡湯 […]
健康十訓 少憂多眠 パート1
「憂いは肺を破る」と言われます。例えば、肺病の人が暗い部屋で夜悶々と考え事をすることは、病気を長引かせる一因となります。「病(やまい)は気から」とも言いますね。気が張っている時には病が体に入らず、気が緩んだ途端寝込んでし […]
健康十訓 少憤多笑パート2
体の安定を維持するための日常の訓練としては「腹式呼吸」が良く紹介されています。お腹、特に下腹を意識し、腹を膨らませる呼吸です。深呼吸の時、鼻からスッーと吸って、口からゆっくり息を吐き切ります。吐く息は口から糸を出すような […]
いづろ店お陰様で30周年特別企画 お客様勉強会のお知らせ
「健康十訓」を連載中ですが今年度の「お客様勉強会」のお知らせを致します。毎年御好評の”お客様対象の健康勉強会”は、お昼1時半から3時までいづろ店近く金生町ビルにて開催しています。今年も継続開催いた […]
当帰の花
夏の事だった。わが家の「当帰」が腰ほどの高さになり、白い小花が集まって、開いた傘のような姿をしてあたりを明るくしていた。生命の勢いを花に感じた。当帰はセリ科の植物で、特有のプーンとした芳香を持つ。「漢方のニオイ」と言われ […]
病は「気」から
「気」という文字を使った単語は多い。勇気、元気、意気、殺気、湿気、気分、等々。では、気とは何か?血液や水分は目で見えるが、気は見ることができない。人はいざというとき、常識では考えられない力を出す時がある。俗に言う「火事場 […]
水の毒
水分のよどみにより起こる変調を「水毒」と呼ぶ。お酒の飲みすぎによるあの二日酔いも、典型的な水毒である。人の体の60%は水分である。飲んだり食べたりする中で、私たちは1日2.5リットルの水分を便や汗として排せつしている。水 […]
何かイイコト薬用人参
「困った時はセオ薬局さんに行きなさい!」牛黄の愛飲者だったお母様からYさんはよく言われていたそうです。体が弱かった事もあり、セオ薬局の現会長から「これを10年続けて飲みなさい。きっといい事があるから。」と当時言われ、もう […]
「抑肝散」と「牛黄」が良かった例
「娘の調子が良かったので、家内にも飲ませていいだろうか?」梅の花がほころぶ頃、Tさんからお電話がありました。奥様が”統合失調症”のためご入院。注射後、頭が下がったままで首が石のように固く、目に力が […]
アトピーの妊婦
M子さんは残暑厳しい中、知人の紹介でお母様と二人で来店されました。アトピーの悪化で皮膚が乾燥し、かゆみがひどく分泌物がありました。驚いた事には妊娠7ヶ月で、年末にはご出産と伺いました。胎児が心配でステロイドや他の化学薬品 […]
夏は汗と涼
「あついですねぇ」毎日同じ挨拶をかわしていますが、特に今年は暑く感じます。マスコミも毎日”熱中症”の警告をし、水分補給と室温調整のアドバイスをしています。夏は薄着の状態で急な温度変化に対応する事が […]
消えたシミ
三女が幼稚園時に描いた家内の似顔絵には、右ほおに5円玉大の黒い”シミ”が正直に描いてあります。時は流れて今、彼女のほおには何もありません!なぜでしょう!?本人にインタビューしてみましょう!! Q: […]
自律神経の女性
I さんは語り口調の優しい50代の小柄な女性です。ここ数年は仕事が忙しく、体の疲れが残るようになった為か、”めまい”や”ふらつき”がひどくなりました。良い時もあるのですが、 […]
薬用サフラン
サフランはヨーロッパ南部から小アジアが原産地で、古代エジプトやギリシアの時代から使用されていた様です。先月はお客様サービスで、「薬用サフラン」の球根プレゼントをしました。10月の気温が急に下がる頃から芽を出し、11月末頃 […]
丑年
新年おめでとうございます。良い年をお迎えの事と思います。さて、今年の干支は「丑」です。牛由来の漢方薬に「牛黄(ゴオウ)」があります。牛の胆石で二千頭の中から一頭しかとれない貴重な薬です。他の動物からも採取されますが、牛の […]
三種の神器
NHK大河ドラマ「篤姫」も、いよいよクライマックスを迎えます。大奥のトップ天璋院と、幼なじみで維新の功労者、小松帯刀の二人を中心とした人間模様は、物語としても史実としても、興味をそそられる内容でした。大きな権力が突然崩れ […]
小松帯刀と清心丸
現在NHK大河ドラマ「篤姫」が放映中です。5月5日(月)の南日本新聞で「小松帯刀が妻のお近にあてた手紙を保管」という記事が目にとまりました。これは篤姫と同じ年の肝付尚五郎(きもつきなおごろう/養子で小松姓となる)がお近と […]
養生食べ方学パート2「はじめに」より
平成12年の初版本は、”アレルギー”や”アトピー”をメインに据えましたが、今回の再編出版では、さらに次のものを加えました。「ひざ・腰痛」、「坐骨神経痛」、「脳血栓・脳出血後 […]
「病」は「冷え」から
「検査では何もなかったけど、体の調子が悪い」という方が時々います。近年、高度機器の進歩で体の状態が詳しくわかるようになりました。しかし検査に出ないのはなぜでしょう?東洋医学では、「冷え」に注目します。「冷え」により血行が […]
パーキンソン病を乗り越えて
A様は80代になりましたが、皮膚のはりもあり、まだまだ70代前半で通るなかなかの美人です。いつもパワーをいただいています。10年程前、家庭内のトラブルがストレスとなり、イライラ、不眠、手のふるえが出て、「パーキンソン」の […]
Iさんと金の玉
7月に米寿を迎えられたI さん。色白でシミひとつない美人です。「今元気なのはセオ薬局さんのお陰です。」と有難いお言葉。30年程のお付き合いになるでしょうか?最初は不眠と自律神経失調の訴えで、漢方薬を服用されていました。し […]
安産スッポンの漢方薬
Fさんは長身で細く色白の女の子でした。学生の頃から生理痛が重く、お母様が漢方薬を長く服用されていました。1月めでたく結婚され、程なく妊娠されました。「漢方薬のお陰です。」とお母様言。妊娠中もつわりの漢方や、胎児が小さいか […]
化膿して痛むご婦人
ある暑い昼、色白で小柄な60代後半のご婦人が来店されました。1ヶ月抗生物質を服用しているが、化膿が治らないということでした。「どこが悪いのですか?」とお尋ねすると「おへその奥がはれて痛い」とのこと。「何か消毒剤がほしい」 […]
女性の病
手術を勧められた子宮筋腫の30代女性 手術の予定日が 3 カ月たったあとに決まっているとのこと。それまでに何かのんでおきたいと、来店。漢方薬煎じ薬を 2 週間ずつあげました。のみやすいとのこと。手術日当日、開腹してみたら […]