呼吸器
「眠りの浅い女の子 」
お電話があり、当日は女の子と母親と二人みえました。ここ半年、眠りが浅くすぐ目が覚めるとの訴えでした。体もだるく気力がなえることが多いようでした。医師から漢方薬と睡眠藥をもらっていました。妥当な処方とは思いましたが、効かな […]
「コロナワクチン後調子の悪い膠原病の婦人」
Sさんは長年膠原病でお付き合いしています。勿論かかりつけのお医者さんがいらしてステロイドを中心にいろいろのお薬を処方されています。数年前の話ですが、新型コロナウイルスのワクチンを打つことになり、医師からも基礎疾患者として […]
「息切れする男性」
朝礼を済ませた後、ジャージ姿の60代で高長身の男性が従業員と話しており、やがて「相談です」と呼ばれました。「運動をすると息苦しくなる」とのことでした。少し体重もあることがわかりました。右足半月板を痛めており、激しい運動は […]
「新型コロナ感染者の漢方薬」
ここ半年の事ですが、処方箋で医師が指示する「医療用漢方薬エキス製剤」が品薄になっています。大手のT社から始まり、K社O社K社S社と玉突き式に影響が出ています。医師がコロナ対策で新薬でなく漢方薬を一斉に使い出したせいではな […]
「夏の終わりに思うこと」
この夏、漢方相談をしながら、「面白い事だなぁー」と一人考えることがありました。結論だけお伝えすると、相談者のほとんどが、嗜好品の「ビール」と「アイスクリーム」で体調を崩し、症状がこじれていたことでした。夏の「暑い」中、「 […]
「鼻水が止まらない高齢者男性 」
「鼻水がスッタンスッタン垂れっ困っちょっとぉ。治しっくいやったもんせ!」70代後半くらいの男性が見えました。中肉中背、便通もよく、特に持病もありません。散歩も欠かさず朝夕行っていました。キチキチした性格が見えました。漢方 […]
「登録販売者研修会での漢方薬の講演」
まだまだ残暑厳しい頃、鹿児島県薬剤師会から「登録販売者」対象に「漢方薬」の冬の講義担当依頼がありました。受講者は県の試験に合格している資格者なので、ある程度漢方の知識が有る方々です。演題を先に連絡する必要があったので考え […]
「間質肺炎の女性」
「間質性肺炎で治らないと医者から言われました。」と男性からお電話があったので暫くお話を伺っていました。「今から相談に家内を連れてきます」「あ、奥様のことだったんですね!」一時間ほどしてご夫婦でお見えになりました。奥様は小 […]
「四代目三遊亭圓歌襲名おめでとうございます!」
令和元年6月15日(土)城山ホテルにて三遊亭歌之介改め「四代目三遊亭圓歌」襲名披露宴に招待され、出席して参りました。歌之介時代から、小社の40周年 、60周年の節目には高座をお願いし、お客様を笑いの渦に包んでもらい、幸せ […]
「令和 元年」
新しい天皇陛下の即位に伴い、日本列島総祝いで記念すべき時を迎えました。新元号は、万葉集の「梅」をとらえた一文から採用されたことを、すでに皆さまもご存じのことと思います。よく比較される「桜」は日本的ですが、梅や桃は中国の背 […]
「 好酸球過多による過敏性大腸炎の女性」
遠方の□さんから初めての相談のお電話がありました。今までの病歴、検査値、服用している漢方薬、新薬、の内容を一時間ほどお伺いしました。漢方薬の処方をたくさんご存知の様子で、検査内容や病状も専門用語がポンポンと出て来て、ほと […]
「正しい漢方薬の使用」 その3
私の薬局には毎年、薬学部の5年生が実務実習の一環として漢方薬の研修に来ます。処方と病態の対比もですが、薬剤師の職能として、気をつけなければならない生薬や、服用する方の体質などの観察等、総合的に教育をしています。「小柴胡湯 […]
節酒禁煙パート2
肺がんと喫煙の関係は医学的に警鐘されています。私も学校薬剤師の仕事で、中学2年生対象に「薬物乱用防止」の一環の授業としてタバコの問題を取り上げています。煙には2000もの化学物質が含まれ、本人のみならず周りの家族まで影響 […]
いづろ店お陰様で30周年特別企画 お客様勉強会のお知らせ
「健康十訓」を連載中ですが今年度の「お客様勉強会」のお知らせを致します。毎年御好評の”お客様対象の健康勉強会”は、お昼1時半から3時までいづろ店近く金生町ビルにて開催しています。今年も継続開催いた […]
水の毒
水分のよどみにより起こる変調を「水毒」と呼ぶ。お酒の飲みすぎによるあの二日酔いも、典型的な水毒である。人の体の60%は水分である。飲んだり食べたりする中で、私たちは1日2.5リットルの水分を便や汗として排せつしている。水 […]
何かイイコト薬用人参
「困った時はセオ薬局さんに行きなさい!」牛黄の愛飲者だったお母様からYさんはよく言われていたそうです。体が弱かった事もあり、セオ薬局の現会長から「これを10年続けて飲みなさい。きっといい事があるから。」と当時言われ、もう […]
温故知新
新型インフルエンザの情報が一人歩きし、落ち着かない毎日です。治療薬として”タミフル”などが有効な事が一般的に知られていますが、小児の”異常行動”や”ウィルスの耐 […]
新型インフルエンザ
春から夏に向おうとしている今の時季に、マスクが品切れしました。今のところ入荷は未定です。大阪の新型インフルエンザ報道から、あっという間の出来事でした。国内での対策や、国外の感染者のニュースが流れる中で緊張が高まり、国内で […]
インフルエンザと漢方薬
今、鹿児島県では、インフルエンザ警報が発令中です。万能と言われた「タミフル」がAソ連型に無効という意外な発表があり、薬剤の選択には診察時の診断が重要なポイントになります。東洋医学では、急性のかぜやインフルエンザなどを […]
丑年
新年おめでとうございます。良い年をお迎えの事と思います。さて、今年の干支は「丑」です。牛由来の漢方薬に「牛黄(ゴオウ)」があります。牛の胆石で二千頭の中から一頭しかとれない貴重な薬です。他の動物からも採取されますが、牛の […]
三種の神器
NHK大河ドラマ「篤姫」も、いよいよクライマックスを迎えます。大奥のトップ天璋院と、幼なじみで維新の功労者、小松帯刀の二人を中心とした人間模様は、物語としても史実としても、興味をそそられる内容でした。大きな権力が突然崩れ […]
養生食べ方学パート2「はじめに」より
平成12年の初版本は、”アレルギー”や”アトピー”をメインに据えましたが、今回の再編出版では、さらに次のものを加えました。「ひざ・腰痛」、「坐骨神経痛」、「脳血栓・脳出血後 […]
セキの止まらない婦人
「喘息かもと言われ薬を続けていますが、咳が止まりません。」時々コンコンとセキ込みながら苦しそうにS婦人がご来店になりました。昨年11月のかぜを1月まで引きずり、昼は急なセキでむせ、夜中は眠れないとのこと。「セキ、タン、ゼ […]
喘息
苦しい喘息の58才女性 中肉中背、やや肥満、血色普通。若い頃から気管支喘息で悩む。漢方薬顆粒とカルシウム剤を服用。食事療法も確実に守り、半年後にはひどい発作も出なくなり、大変喜ばれ食欲が出て困るとのうれしいお知らせ。骨粗 […]
かぜ
長引くかぜでしっかりしない60代女性 「流感」の時期にかぜをひき、激しいセキが続く。漢方処方でいちおう治まる。またかぜをひいてしまう。セキは普通、治ってはくり返す。微熱が出たりして半年近くになり、本人も不安や疲れが交錯す […]
セキ
咳・血たんで悩む59才男性 市内で自営業。1月血たんが出、公立病院で検査する。肺に影があるとのこと。即入院し、2カ月になる。検査をくり返すが原因不明。同室の患者より紹介があり、来店。 かぜを元々ひきやすく、咳(せき)、た […]