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2013年9月 帯状疱疹に漢方とアミノ酸と牛黄と


しばらくOさんのお顔を見ないなぁと思っていたところ、フッといつもの笑顔でご来店。
「どうかされましたか?」「帯状疱疹だったんです!」「あら?まあ!」
腹部右側がチクチクしたので虫刺されだろうと放っていたところ赤みが広がり、皮膚科へ。
内服薬と軟膏で経過は良かったが、ピリピリした痛みが走るとの訴えでした。

帯状疱疹は「ヘルペス」とも言われ、神経節に潜んでいたウイルスが活性化して、皮膚炎とただれが広がって行きます。
後遺症として神経性の痛みが残ることが多いです。
昔は体一周すると死ぬと言われていましたが、現在は、良い抗ウイルス薬が開発されています。
疲れ、ストレスなどがベースとなって体力が落ち、結果、免疫力も落ち、発病します。
この流れは“ガン”とも関連しますので十分な注意が必要です。
ご高齢の方が多いですが、若い方も目につき、再発を繰り返すことがあります。
早速、専門の「漢方薬」、皮膚や神経の原料「アミノ酸製剤」、神経や気の流れを良くする「牛黄製剤」を差し上げ、体力回復を待つことにしました。
冷えないよう保温も大事です。

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾 昭一郎