褒められた時、「わーい!」と素直に喜ぶ小さい子供の姿は可愛く映ります。一方、大人は気持ちを抑え「お陰様で・・」と控えめに受け答えすることが日本人には謙遜として好まれます。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」はよく人生訓として例えとなります。ふとアンデルセンの“裸の王様”を思い出します。地位が高かったり、責任のある立場にいると、一般常識と比べ違っていたりおかしいと思ったことも、簡単に口にできないことがあります。責任者としては背景に守るべき人や組織があったりします。いや、自分だけは例外、特別だという方も見かけますね。テレビ中継でよく見かける光景です。「忖度」により創られてしまった虚像もあるでしょう。現代では、本人がいばっているつもりでなくても、立場や環境でそのような態度に取られることが良くあります。「ハラスメント」に関しては厳しい視線が当てられる時代です。常に相手を立てる心構えは必要でしょう。さて、「いばる」人に使う漢方薬は?はて何を使おうか・・・?体格的には大柄で体重がありどっしりした感じ、少し赤ら顔で声が大きい。判断が公平で自信がある。これ西郷さん?いやいや、この方は決していばらない方でした!誠に失礼いたしました!!
セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師 瀬尾昭一郎