2021年9月「青い目の姉妹」

 若いお母さまから子供の事でお電話がありました。「小学生1年生の長女が風邪をひきやすく、プールの授業を受けさせて良いか?」という問い合わせでした。「直接は本人を見ている担任や養護の先生に相談されたら」とお答えしましたが、「先生(私)が診て下さい」と、午後の帰宅を待ちご来店となりました。年少の妹さんも見え、賑やかになりました。本人ですが、やせ型で日焼けをした普通の小学生でした。風邪をなぜ引くのかわかりませんでしたが、「目が青い」事に気がつきました。白眼が白を通り越して青く見えたのです。「冷え」が入り込んだ結果だと直感しました。また、目が青いのは、肝(疳)の緊張を意味し、落ち着きがなくなります。漢方では肝臓と目は「臓と腑」の関係で影響を受け合っていると見ます。ふと妹さんに目をやると、この子も目がうっすら青く見えました。「子は親の鏡」と言います。お母様のふだんの子育てがちょっと見えた気がしました。子供同士のキンキンした様子はありませんでしたが、まだよくわかりません。さて、プールですが、風邪は天気や気温により、冷えてこじらせることが予想されるので、その日の判断が必要とお伝えしました。特に、あがった後濡れたままの状態では冷えてこじらすため要注意、とアドバイスしました。しばらくお付き合いする事になるのですが、“青い目”の漢方薬と天然アミノ酸の栄養剤で様子を見ることにしました。

 

 

 

肝は目を破る 冷えで目が白青く見える

 

セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師

瀬尾昭一

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