皮膚病の相談で問合せが入り、後日相談日を連絡予定していました。翌月曜日の朝「今から来たい」と連絡がありあわてて対応しました。患部を見せてもらうと、左肩肩甲骨にそって掻いた跡が赤く腫れており、一部は周りにブツブツがみられました。「いつからかゆいのですか?」「ここ数年。きのうは特に痒くなって掻いてしまった」いろいろ問診が続きます。医師の食べ物のアレルゲンの検査結果では何もひっかかっておらず、わからないとのこと。医療用の漢方薬も合わなかった。「昨日は何を食べましたか?」一つ一つねちねちと質問します。すると、「明太子」がやっと出てきました。「先生の検査ではこれはありませんもんねぇ」となぐさめ、ピリ辛で刺激物、卵が原料加工品のため反応しやすかった事を説明しました。他にも原因になりやすい食品をたくさん好んで食べており、「治るのにはかなり時間がかかる」ことをお伝えしました。年齢の割には若くはつらつとされており、患部以外の皮膚はシミもなく綺麗な皮膚をしておられました。熱を持ちやすい場所の為、気温の高い時は痒みがひどくなることが予想されます。頑張りましょう!
セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師 瀬尾昭一郎