相談例集

2023年8月「足のほてり」

お電話で「脊柱間狭窄症の手術をしてから足がほてり、眠れません。ネットで調べたところ、“三物黄笒湯(さんもつおうごんとう)”という処方がありましたが効きますか?」という問い合わせを受けました。手術との相関関係はわかりませんが、“脊柱間”にしろ“ほてり”にしろ元々何らかの血行不良があって悪化したのだろうと思われます。例えば、正座を長くすると足が痺れる経験は多くの方がされていることと思います。この痺れと同時に、足裏が熱く感じたことはなかったでしょうか?似たような事では、指の根元をゴムで縛るとうっ血して色が黒ずんできますが、同じようなほてりがあったりします。この様に根元にあたる所の何等かの締め付けで血行不良(うっ血)が痺れやほてりにつながったりします。足部の場合、腰部からの関連が想像されます。化学薬品はありませんが、ほてりに使う漢方薬処方はいろいろあり、効果が期待されます。一般的な体の情報、生活習慣、仕事、病歴など総合的に判断しながら、原因となるであろう箇所の改善を考えての処方選択をします。上記処方は「手足のほてり」の効能効果がうたわれていますが胃腸に負担がかかる処方で、鑑別は必要でしょう。


セオ薬局代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎


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