相談例集

ガンになりたくないあなたへ

「病」は「冷え」から

「検査では何もなかったけど、体の調子が悪い」という方が時々います。近年、高度機器の進歩で体の状態が詳しくわかるようになりました。しかし検査に出ないのはなぜでしょう?東洋医学では、「冷え」に注目します。「冷え」により血行が悪くなり、新陳代謝が落ち、老廃物はたまりやすくなり、体内の水分がよどみます。太ったり疲れやすかったり、かぜをひきやすくなったりする人は、「冷え」による原因を考えるのも一つの方法です。
「冷え」は免疫(体の中の自衛隊)にも影響します。「ガン」との関連を力説する先生もいます。病気ならないためには、「暖める」事は大切です。食べ物、運動、風呂などで暖めて循環を良くすると、肝臓や腎臓での血液浄化が高まるのです。暖める事は、「漢方薬」が得意とする分野です。

2007年8月 養生食べ方学パート2「はじめに」より

平成12年の初版本は、"アレルギー"や"アトピー"をメインに据えましたが、今回の再編出版では、さらに次のものを加えました。「ひざ・腰痛」、「坐骨神経痛」、「脳血栓・脳出血後の手足のまひ」、「メニエール・耳鳴り・自律神経失調症」、「メタボリックシンドローム」、「血液ドロドロに関する要因」、「肝炎をめぐる話」などです。それから、「ガン」の頁数を増やしました。それにしても「ガン」が多すぎます。生活習慣病やメタボリックシンドロームというのは、すべて、"食べ方"の問題であったと断じて良いのです。それではどうするのか?本書が加勢します。私どもの薬局でも社員が増えました。「もの」を売るドラッグと違い、薬学的な知識、漢方的な知識が求められます。レベルの高い、均等で質の高い"答え"が用意されなければなりません。なにはともあれ、まずは"健康"です。

 

 

2008年2月 食品添加物

何が旬なものか?この頃わかりませんね?「大量生産」、「大量輸送」、「大量保存」という流れが主流となってしまいました。昭和30年は"公害元年"です。保存剤、防腐剤、着色料、脱色剤、化学薬品が大量に使われ始めたのです。現在ストアーに並ぶ食品はすべて保存剤などの化学物質添加です。本物と同じ味や色、香りの"ニセモノ"が人の手で作れる時代です。化学物質が食品から二重三重に、いや二十三十種類が体内に毎日入ってくるのです。医者の薬を毎日服用し続けるのと違い、目的や安全性が異なっています。日本人の死亡原因第一位の「ガン」もここらへんから端を発していると想像します。"大量"をこなすためには、すべて「添加物」なしに企業は売れない、選んでもらえない、消費者は生活が成り立たない、というパラドックスに落ち込んでいるのです。

 

 

2008年7月 小松帯刀と清心丸

現在NHK大河ドラマ「篤姫」が放映中です。5月5日(月)の南日本新聞で「小松帯刀が妻のお近にあてた手紙を保管」という記事が目にとまりました。これは篤姫と同じ年の肝付尚五郎(きもつきなおごろう/養子で小松姓となる)がお近と結婚の儀をあげた放送があった、ちょうど翌日の掲載でした。鹿児島大学の原口泉教授によると、"一級資料"の評価だそうです。文面中、「お近の体を気遣い、薬と思われる『清心丸』を送った・・」とありました。実はこの「清心丸」は、現在も専門家に使われる漢方薬なのです。私どもの漢方専門薬局では、難しい病気の時に用い、なくてはならないお薬です。脳出血後の後遺症、手足のしびれ、めまい、心臓病、自律神経失調症、老人性認知症、不眠症、急性や慢性の肝炎、などにお勧めし、喜ばれています。動物生薬である「牛黄(ごおう)」が効くのです。

 

 

2008年12月 三種の神器

NHK大河ドラマ「篤姫」も、いよいよクライマックスを迎えます。大奥のトップ天璋院と、幼なじみで維新の功労者、小松帯刀の二人を中心とした人間模様は、物語としても史実としても、興味をそそられる内容でした。大きな権力が突然崩れ落ち、新時代の大きな波に翻ろうされながらも、命をかけ、時代を駆け抜ける姿には、熱く心を打つものがありました。7月号で「清心丸」という漢方薬に触れました。小松が妻のお近へ宛てた手紙に"清心丸" を送った事が記されているという内容でした。お隣の韓国では、「三種の神器」の中に1つとして、「各家庭の神棚には"清心丸"が具えてある」、と旅行の際耳にしました。(他、キムチ、薬用人参で三種)韓国での使用目的にビックリしました。脳卒中、全身不随、手足不随、言語障害、昏睡、顔面神経麻痺、口眼喎斜、高熱、人事不省、心悸亢進、呼吸困難、精神不安、自律神経失調症、神経性不安症、神経興奮症、神経性胃炎、神経性頭痛、神経過敏症、変性筋肉神経痛、坐骨神経痛、などでした。清心丸の主役の牛黄(ごおう)は来年の干支の「牛」からとれる動物性高貴薬です。

 

 

2009年1月 丑年

新年おめでとうございます。良い年をお迎えの事と思います。さて、今年の干支は「丑」です。牛由来の漢方薬に「牛黄(ゴオウ)」があります。牛の胆石で二千頭の中から一頭しかとれない貴重な薬です。他の動物からも採取されますが、牛のみが医薬品(日本薬局方)として効果が認められています。"ダイヤモンドより高い"高価な動物生薬なのです。古書「神農本草経」(生薬の分類、性格や効能が書いてある)には、"逐鬼(ちくき/鬼を追う)"、つまり"死なないお薬"とあります。強心、降圧、肝臓保護、抗炎症、解熱、鎮痛、鎮経、赤血球新生促進などの働きが認められています。元京都府立医大第三内科教室の松本仁幸先生の研究によると、牛黄は併用薬品の取り込みを良くする性質がわかっています。世界遺産、和歌山の熊野速玉大社の「熊野牛王符」の印色はこの牛黄を混ぜ込み、厄除け、家内安全の神札(おふだ)として喜ばれているようです。昨年は世界経済に激震が走り、今年の動向が気になるところです。牛に習いあせらずズッシリ構えたいものです。

 

 

2010年3月 私の体験パート1

たまには、私体験もご紹介しましょう。大学卒業後、1部上場の製薬会社T社に入社。長崎で営業(プロパー)をしていました。朝は卸で打ち合わせ、昼は医師へのセールス、夜は勉強会の世話や接待と、気力と若さで頑張りました。1年も経過したころから、胃の痛みや腹痛、下痢、首肩のこり、血圧上昇等の体調不良が生じ、ちょうど2年で退職し、家業を継ぎました。退職前後から顔面のひげそりあとが赤く腫れ、毛根の化膿がひどくなりだしました。消毒や軟膏でもなかなか改善が見られず、困りはて、漢方薬や胃腸薬をいろいろと試すことになりました。ある日父が、「アミノ酸製剤を飲んでみては?」とアドバイスをくれ、O胃腸薬と共に常時続けていくことにしました。半年くらい経ったでしょうか?胃腸の不快感がだんだんとれ、顔の膿痕が少しずつ消え、しだいに赤みも焼失しました。1年後にはやっと完治したのでした。振り返ってみれば、仕事のストレス、超睡眠不足、不規則で好き勝手な食事、大量のアルコール等々、悪い原因が複合した結果でした。よく体が保ったなぁと回想しています。おそらく、ガンの基礎ができていたことでしょう。

 

 

2011年2月 腎虚の男性

K氏が来店されてから11年が経ちます。当初は50代後半で、糖尿のご相談でした。漢方薬(煎じ)と薬用人参製剤を服用し、3ヶ月経過した頃、200あった血糖値が80代まで下がり、医師がびっくりいていた事を記憶します。最近お顔が見えず心配していた所、年末ひょっこりご来店。膀胱に腫瘍(ガン)が見つかり全摘されたとのこと。確か1年前には前立腺肥大のご相談がありました。頻尿で夜中の3回トイレに立つ、残尿あり、血糖値も心配だと、1時間ほどお話をしました。早速、腎・泌尿器系に良い漢方の煎じ薬を差し上げました。3回目のご来店の際、「尿タンパクが+++だったのが、-になり医者が驚いていた。」とご報告を受けました。ガンの予後も考え、セオの「養生食べ方学」の本をプレゼントし、今一度食事内容の指導をしました。四つ足動物の肉ではなく魚介類のタンパクを中心に夜は腹六分目にすること。散歩で良いので毎日運動を心がけ、足腰の骨と筋肉を維持することなどをお伝えしました。今後の生活習慣が重要です。

2011年3月 私の体験パート2

ワインブームで毎晩1本飲んでいる頃がありました。ある朝、下血が止まらず、トイレに長時間座っていましたが、痛みもなく気にも止めませんでした。半年後の連休中に突然の発熱。節々が痛く寝込んでしまいました。1週間しても熱が下がらず、主治医より専門医を介されました。「瀬尾さん痔ろうですねぇ!」頭が真っ白になりました。「何で?これは大変だ!!」原因は下血後の傷口が化膿したためでした。熱が続いたせいか、貧血状態でふらふらし、うつが出て1ヶ月休んでしまいました。早朝の散歩を開始したり、いろいろ抜け出す努力をしましたが、発病から1ヶ月後に手術となりました。入院中に漢方薬、天然アミノ酸製剤、無臭ニンニク製剤、クロレラ製剤等をバンバン服用し、3週間の予定を2週間でなんとか退院しました。今回の失敗はまたまたアルコールの飲みすぎによるもので、肛門のうっ血及び出血の対応を怠ったために悪化したものでした。散歩は今も継続中です。後悔先に立たず。

 

2012年2月 ガンのご主人と支える奥様

Kさんご夫婦とのお付き合いは2年ほどになりました。ご主人は"きゃしゃ"で、もの静かな陰タイプ、奥様は声が大きく"肝っ玉母さん"がぴったりの陽タイプです。ご主人は5年前膀胱の腫瘍を摘出、2年後の3月にかぜをひいて体調を崩し、11月の検査で肺への転移がわかりました。咳の時、小豆色のタンが出るとの訴えでした。漢方薬、クマザサエキス製剤、菌糸体製剤、アミノ酸製剤等をお求めになりました。その後、前立腺マーカーが上昇し、それぞれの治療を病院から勧められていましたがお断りになり、針治療とセオ薬局のくすりの併用で現在まで維持されています。普段お元気な奥様ですが、今年の正月にめまいが起こり寝込んだとか。年末からの疲れがたまっていた様です。今一度、薬用人参製剤で体力をつけるよう声かけしていたところ、「効いた!!」と本日ご注文がありました。ご主人にはとにかく「かぜ」をひかないよう、万全のちゅういをお願いしているところです。

2013年4月 帯状疱疹に漢方とアミノ酸と牛黄と

しばらくOさんのお顔を見ないなぁと思っていたところ、フッといつもの笑顔でご来店。「どうかされましたか?」「帯状疱疹だったんです!」「あら?まあ!」腹部右側がチクチクしたので虫刺されだろうと放っていたところ赤みが広がり、皮膚科へ。内服薬と軟膏で経過は良かったが、ピリピリした痛みが走るとの訴えでした。帯状疱疹は「ヘルペス」とも言われ、神経節に潜んでいたウイルスが活性化して、皮膚炎とただれが広がって行きます。後遺症として神経性の痛みが残ることが多いです。昔は体一周すると死ぬと言われていましたが、現在は、良い抗ウイルス薬が開発されています。疲れ、ストレスなどがベースとなって体力が落ち、結果、免疫力も落ち、発病します。この流れは"ガン"とも関連しますので十分な注意が必要です。ご高齢の方が多いですが、若い方も目につき、再発を繰り返すことがあります。早速、専門の「漢方薬」、皮膚や神経の原料「アミノ酸製剤」、神経や気の流れを良くする「牛黄製剤」を差し上げ、体力回復を待つことにしました。冷えないよう保温も大事です。

 

2013年7月 天然クマザサエキス製剤液

「社長!"こ(れ)"はよかったど。お客さぁにも教えったもんせ!」Jさんが目を細めて教えて下さいました。普段は山歩きをしながら薬草を採り、自前で加工服用して健康維持している方です。今回、歯肉炎で歯茎がぶよぶよし、インプラントが安定しなかったので"これ"をオススメしたところ、歯肉が引き締まり口内の状態も良くなったとのこと。実は最初の服用のきっかけは別の事からでした。病院健診で『大腸ガン』を指摘され、いつもと違う真剣な顔つきで相談があったのでした。ガン細胞は身から出たサビなので、①血液をキレイに浄化、②新しい血液を早く造り、③良い血液を増やすこと、を目的に"これ"の服用を始めたのでした。その後手術も無事終わり、経過も良好、現在まで特に問題なく至っています。"これ"は「天然クマザサエキス製剤液」です。抗酸化力が強く、「クマザサ多糖体」や「リグニン」に制ガン作用がある事がわかっています。夜寝る直前、カップ1杯原液を口に含み、1分ほどゆっくりかけ服用後お休みになると、胃が非常にキレイ(ピンク色)になり、口内炎、・口臭にもオススメです。

 

2013年11月 黄門さまの印籠

「この紋どころが目に入らぬか!」水戸黄門の名ぜりふである。あのときの印籠の中身は何だろうか?お芝居は虚構でもあの印籠の中身はうそではない。架空の薬ではない。「牛黄(ごおう)」という名の漢方薬で、牛の胆石から作られた動物系生薬である。牛黄はいろいろな病の予防や治療に用いられ、市販のドリンクやカプセル、錠剤、丸剤にもよく利用されている。血流を良くする特性を生かし、認知症への応用も研究されている。六十代の男性が、医師から長くは生きられないと言われた。「長生きの薬はないだろうか」との相談に、牛黄製剤をすすめた。本人の望み通り八十九歳まで長生きし、天寿を全うした。数度の脳血栓で倒れた母親のことで娘さんが相談に来た。これまた牛黄製剤が有効に作用したのか、それから二十年以上病床ではあるが、今でもお元気だ。肝硬変であきらめていた学校の先生も牛黄製剤を服用した。十年たった。力のなかった目がいきいきとし、土気色だった顔に赤みがさした。(南日本新聞夕刊連載「思うこと」瀬尾昭一郎より抜粋)

2013年12月 おけつ

健康維持や病気治療には「血液サラサラ」「血管しなやか」がポイントだ。逆に、血液の流れが悪くなり滞った状態を、漢方では"瘀血(おけつ)"という。瘀血は日常の生活習慣やストレスなどに起因するものが多い。高血圧症、動脈硬化症、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、がん、糖尿病、痛風、肝炎、腎炎、アレルギー疾患、膠原病、リウマチなど、すべて瘀血に関係がある。ストレスがかかると、血管は収縮し、血液の流れが悪くなる。数年前のこと、私にこんなことがあった。なぜか突然息苦しくて目が覚めた。不整脈と動悸に気がついた。そのころ、仕事の関係でストレスがあった。肩がこり、血圧が上がったのか頭痛がした。瘀血と判断し、漢方薬を飲んだ。中国で国家プロジェクトの一環として、比較的新しく開発された処方だ。頭痛や頭重、肩コリやめまい、動悸などは瘀血のサイン。漢方の得意とする分野である。もちろん瘀血にならないためには偏った食事に注意したり、運動を日ごろから心がけるのも大切だ。     (南日本新聞夕刊連載「思うこと」瀬尾昭一郎より抜粋)

2014年12月 健康十訓 少肉多菜

Aさんは肉と脂が大好きで毎食でも食べていると伺いました。ある日皮膚のかゆみで相談がありました。顔に軽くのぼせがあり、腹周りと背中、足腕に赤みと掻いたあとがあります。皮膚科に長く通っていて、軟膏と飲み薬でかゆみは一時治まるが、またかゆくなり繰り返しているとのことでした。肉好きは分かっていましたので、とにかく野菜をしっかりとること、それでも足りないので、クロレラの葉緑素の錠剤を毎食とること、出来れば肉の回数と量を控えること、などお話し、解毒のための漢方薬(煎じ薬)を差し上げました。皮膚科のお薬は併用していただきましたが、三か月は同じ訴えが続き、なぐさめるのも大変でした。徐々にかゆみが引き半年後には皮膚科の薬はいらなくなりました。東洋医学では"四足動物等の肉食は血が濁る"と言いわれます。濁りを中和するものとしてまず緑の野菜は欠かせません。にんにくや玉ねぎなど消化酵素を含むものも消化の補助になります。日本人は民族の特徴として腸が長い事と、主な食事の洋風化で食物繊維が少なくなり、便秘の人が多いのです。正に大腸癌に直結します。ご注意を !

 

2016年4月 いづろ店お陰様で30周年特別企画 お客様勉強会のお知らせ

「健康十訓」を連載中ですが今年度の「お客様勉強会」のお知らせを致します。
毎年御好評の"お客様対象の健康勉強会"は、お昼1時半から3時までいづろ店近く金生町ビルにて開催しています。今年も継続開催いたしますので、ご興味のある方は御参加お待ち申し上げます。会費は無料ですが事前御予約下さい。その時のメーカーからおみやげの商品をプレゼントしています。4月21日(木)「冷えと疲れと低体温と免疫に薬用人参」、5月19日(木)「天然アミノ酸で健康長寿を伸ばそう」、6月19日(日)「わははと笑って健康長寿 笑う門には免疫アップ」、7月21日(木)「今年の猛暑もかき肉エキスで乗り切ろう」、8月18日(木)「筑後種天然クロレラで母乳育児・腸内環境」、9月15日(木)「~膝・腰・肩の痛みに朗報~痛みの原因を取り除く無臭にんにく製剤オキソピタン療法」以上6講演を企画致しました。この中で、お陰様で「いづろ店」が"30周年"を迎えるにあたり、特別企画としまして"あの「三遊亭歌之介」師匠"をお呼びし、同日"笑って健康"をテーマに寄席を企画しています。御応募はいづろ店、真砂本町本店にお問い合わせ下さい。

 

2016年12月 健康十訓 少欲多施 パート2

ガンの治療が飛躍的に進歩しています。先日某新聞に『がんになりやすさに地域差』という見出しで、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんの全国調査報告がありました。私が気になったのは、乳がんのトップで東京が突出していた事です。出産経験者が少ない事もですが、24時間緊張の続く仕事や偏った食生活がベースにあるものと想像します。日本人の死因トップに「ガン」が躍り出て久しいですが、「癌」という漢字を分解すると、「やまいだれ」に「品」の「山」と読めます。「品山」は「巌」(固い)という意味があるそうですが、それは何でしょうか?自分に係る過分な負担が想像されますね。あれもしないと、これもしないと!あれが欲しい、これがほしい!もっともっと!欲は尽きないものです。ストレスの発散場所がない時もあります。いざという時の医療はかなり進んでいますが、身から出たさびを切ったり、照射で炭にしただけでは本来の体質や性格は変わっていません。病に至った流れや生活習慣を見つめなおす事が肝要です。食養生でも、「腹八分目」「よくかむ」ことが重要です。和食を離れ、毎日欲しいものを腹いっぱいはおかしいのです。

 

2017年1月 節酒禁煙パート1

鹿児島で飲まれるアルコールは「焼酎」ですが、注文の時「酒を」と言う慣習があります。アルコールはほどほど飲むのはよいが、量により健康を害することはみなさんよくわかっています。アルコールを飲まない方には申し訳ありませんが、飲むと陽気になり、開放的でいやなことを忘れられるひとときがあります。しかし飲みすぎた時の翌日の気分は最悪です。「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。アルコールも漢方の視点では寒熱の区別がされ、焼酎、日本酒、ワイン、紹興酒などは体を温め、ビール、ウイスキー等は冷やすと言われています。現在多い大腸がんは飲酒やタバコの因果関係がうたわれています。120歳まで生きた徳之島の泉重千代さんは煙草も酒(焼酎)も好まれる方でした。良い体質でほどほどの量の調和がとれていたのでしょう。面白いことに「八味地黄丸」、「当帰芍薬散」などは少量の酒で服用するよう、漢方の古典「金匱要略」には書いてあります。この場合、清酒のことですが、胃を温めて吸収を良くする目的があります。また、お酒やお酢で煎じる漢方薬もあります。一方、化学薬品では"アルコールと飲まないように"と注意書きがよくありますね。

 

2017年2月 節酒禁煙パート2

肺がんと喫煙の関係は医学的に警鐘されています。私も学校薬剤師の仕事で、中学2年生対象に「薬物乱用防止」の一環の授業としてタバコの問題を取り上げています。煙には2000もの化学物質が含まれ、本人のみならず周りの家族まで影響がある(副流煙)が問題視されています。昔は映画や雑誌などで目に入るタバコを吸う姿がカッコよかったり、大人の仲間入りをしたような錯覚もあり、日常に溶け込んでいましたが、医学が進歩する中で、肺癌などの発がん性誘発や、習慣性、煙による副流煙の問題がうたわれ、社会的に隔離した環境で吸う習慣となりました。タバコのパッケージも「肺癌の危険性」や「妊婦の胎児奇形」等の注意喚起が印刷されています。"これまでしてもまだ吸うのか?"と無言の嫌がらせ、警告を喫煙者の健康維持のためしているのです。鹿児島では「たばこをのむ」という表現がありました。「のむ」と言う表現は若い方は理解しかねると思いますが、"口にする"という意味で取ると、もっと危ない現実があるような気がします。赤ちゃんの誤飲問題もあります。喫煙を肯定する医療関係者はいません。

2017年3月 健康十訓 まとめ "100歳を目指して"

思いつくままに毎月「健康十訓」の事を綴り、二年も経ってしまいました。これ以外にも、健康に関する訓示はたくさんあると思います。近年かなり便利になった反面、生活習慣が大きく変化した事をつくづく感じながらの執筆でした。私が現代人に関して感じたキーワードは、「冷え」「ストレス」「運動不足」「食べ過ぎ」「疲れ」「発散不足」「薬品漬け」でした。日本人にガンが異常に多いのは、キーワードのことがベースになっていると想像します。最近は部位により治る治療も増えてきていますが、まずはガンが発症しない事、健康維持をする生活習慣が大切な事ではないでしょうか?「未病」を治すことが出来れば小さいうちに火を消すことが出来るわけです。病が“子供”のうちに早く手を打つ事は、重要な作戦でしょう。文中に漢方の話題を組み込むことがあまり出来ませんでしたが、これらに関して対応する漢方薬がたくさんあります。気になる方はご相談下さい。「センチナリアン(100歳以上のお年寄り)」という言葉を耳にしました。色々調査もされ、何がこのように導いたのか納得するような放映を目にしました。それぞれの性格や体質、環境、運、条件を兼ね備えた結果と思いますが、人は長生きできる実証だと思います。努力しましょう。

 

 

 

セオ薬局 代表取締役 漢方薬・生薬認定薬剤師  瀬尾昭一郎